vercel cliのコマンドの動作検証
Vercel CLIの仕様がいまいちわかってなかったので、Vercel CLIの仕様を実行して確認してみた。
ドキュメント
vercel cliはあくまでもVercelのサービスで使うためのcliであり、Vercelを利用しないなら必要ない。
vercelとgithubを連携してmainマージとか、prの時のpreview環境とかを作ってるなら別に使う必要はないと思うけどローカルからすぐにデプロイしたりとかgithub actionでvercelにデプロイしたり、開発者の環境構築時に環境変数を取得するみたいな場面で利用できそう。
vercel pull
Vercel Cliでvercel buildを実行すると、
? No Project Settings found locally. Run vercel pull for retrieving them? no Canceled. No Project Settings retrieved.
と表示されることから、vercel pullでprojectの設定を取得していることがわかる。おそらくvercel buildはこのprojectの設定を元にビルドを行っていて確かにbuild command等はprojectで設定しているのでこれで何をbuildするかを決めていそう。
linkとpullの違い
pullするにしてもまずはlinkする必要があるみたい。
pullは環境変数やbuildする際のコマンドや細かいプロジェクトの設定を持ってきてくれる。
linkはプロジェクトと紐づけるだけでvercel deployとかでvercel側に任せたりはできるけど、vercel buildとかはpullしないとできない
vercelのコマンドの設定
vercel buildする場合、frameworkを自動で判断してくれるから特に設定してなくても勝手に最適なbuild command実行してくれるみたい。
vercel env pull
env pullすると.envにdevelopmentで設定している環境変数をPullしてくれる。
vercel pullと違うのは.envとしてダウンロードすることかな。一応vercel pullでも.envをダウンロードしてはいるけど.envファイルとしてちゃんとダウンロードしてくれる感じ
開発する時に使える
他にも環境変数を追加削除したり、リスト表示してくれたりする。
github actionでprismaのDB URLを設定するのに、.envとしてダウンロードして使ったりしてもいいのかな?
それするならschema用の環境変数を.vercelのところで指定して使った方がいいんかね。
そもそも、env pullの方はDevelopmentの環境変数をファイルに書き込んでくれるだけのコマンドだから本番用の環境変数を.envとしてpullするコマンドじゃない。
と思ったけど、--environmentで指定できるわ